Thursday, November 1, 2012

ハリケーン Sandyが襲来


1029日に史上最大規模のハリケーンが東海岸の大都市に襲来するというニュースが連日報道されていた。

ペンシルバニアやニューヨーク、ワシントンDCでは報道を受けて、地下鉄やバスなどの公共機関が28日(日曜)、29日(月曜)にストップして、全授業が休講になった。夏に受けた教授は、5年間で1度大雪で休講になったことがある、と話していたので、非常に警戒すべき非常事態だと言える。

フィラデルフィアの被害は殆どなく、弱めの台風という印象だったが、NYの被害は激しかった。
マンハッタンの40st以下は停電し、地下に浸水した水のせいで地下鉄がストップ。Sandyが過ぎ去った29日以降、復旧に1週間も要してしまう大惨事となった。

NYCマラソンのために11月2日にマンハッタン入りしたが、ちょうど1日まではフィラデルフィアからNYに向かうアムトラックは動いていなかったので、ギリギリのところでインフラ整備が間に合った。

NYの街を歩いていても、未だに信号が停電していたり、一部の地下鉄が全く機能していない、セントラルパークの木が倒れている、など被害の一部を垣間見た。

今回のハリケーン上陸によって、29日(月曜)に予定されていたあファイナンスの試験が延期され、MBA学生たちは喜んでいた。facebookで試験延期に関して喜びコメントが沢山挙がるなか、一部、「サンディのおかげでパーティ出来る」という不謹慎なコメントが多く出ていて、違和感を覚えた。

同じく違和感を覚え状況を見かねた中国人の友人が、注意喚起のためにポストした内容がある。
「Building on the previous thread, you guys should really be careful on what you say or share on facebook , because what you say actually refines what the Wharton brand is. MBA is a serious business and no one wants to attend a pure party school. Thank you.」

この内容を見て、その通りだなと感じた。
日本で震災や台風が直撃した際、大学や仕事が休みになって、ホームパーティ出来ることを喜ぶツイートを見たことが無かった。被災されている方々の気持ちになるべきだと思っていた。
しかし、数人の返信ツイートには、以下のようなものがあり驚愕した。
「you need to know how to differentiate jokes from serious posts. Of course that people are not happy with the hurricane and all of us are conscious of how terrible is the situation.」
「People are trying to make a tough situation easier to deal with. Nobody is hurting our school brand.」

その後、被害は予想以上に拡大し、NYのインフラは壊滅してしまう事態に発展したのだが、このコメントが訂正されることはなかった。
日本人としてのバランス感覚が正しいとは限らないけれど、彼のように自分が信じる思いを流布させることが留学期間に必要だと改めて痛感した。

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