Wednesday, August 29, 2012

教授に褒められた!

マネジメントの授業で、褒められた。
TAとして参加している2年生との個別セッションで、教授が自分の発言内容を褒めてくれていたことを共有してもらった。

自分が発言するに至った質問内容は、
「チーム・個人では、どちらが独創的なアイデアを発信出来るか?」
というもの。
クラスメイトの発言を教授がどんどん黒板にメモしていく。
前半5人が、個人の方が良い!と連続で主張していた際、挙手したら指名された。

これが自分のMBAとして最初のクラスでの発言になる。

自分が発信したことは、
・文化の違いについて紹介させて欲しい。
・アジア、特に日本の企業はチームでの意思決定が最重要。
・マネジメント陣でさえ、会議でなかなか発言しない伝統的な企業が沢山ある。
・自分が経営者として体感してきたが、色んな意見をもっている管理職が独創的なアイデアを発信してくれない。
・ところがチームとしての意見を求めると、彼らは、どんどん独創的な意見を言う。責任を転嫁出来る、というネガティブな要素もあるかもしれない。
・でも、日本で育った僕は経験上チームの方が独創的な意見が出ると感じている。

ということ。
詰まりながら、テンパりながら、何とか説明した。
発言の後半はしどろもどろになりながら説明したのだけれど、言い終わると、教授が「非常に面白い!文化の違いを考えることはマネジメントにとって非常に重要!」とフォローしてくれた。

「ゴマスリみたいな発言いらないよ」と思ったが、TA&教授のミーティング中に「Yumaの発言が面白かった」と、本当に褒めてくれていたらしい。
純ドメの日本人が頑張って発言したことを賞賛してくれて本当に有難い。

2日目の必修の授業での発言。1日遅れだけれど、最高のスタートが切れた。

Tuesday, August 28, 2012

始まった必須クラス(マネジメント)の授業

ワクワクドキドキする授業。稚拙な言葉で申し訳ない。

1)ワクワクに関して
8月末にスタートしたマネジメントの授業はかなり良く出来ていて毎回非常に面白い。
各ラーニングチームが経営陣を組み、毎日シミュレーション上で経営判断を実践していく。
実際に経営者として働いてきた自分は完全に舐めきって期待していなかったけれど、実際に参加するとリアル感がある。
毎回必ず意思決定が必要であり、メンバーで議論して結論を決めていく。本物の投資家が参加して、プレゼンさせられたり、顧客に向けてスピーチしたり、とにかく色んなことを経験する。
一方、レクチャーでは、マネジメントの概念を学び、どのように行動すべきだったか、陥りやすい失敗例などを議論しながら学んでいく。ナマナマしい意見が飛び交い、興奮させられる。

2)ドキドキに関して
MBAの最初の授業なので、ネイティブ含め、クラスメイトは徹底して準備して授業に臨んでいる。その中で10%はLT(Lower 10%)の称号がつく。決して名誉なことでは無い....
ハーバードのようなアウトする仕組みが厳格化されている訳ではないけれど、交換留学(自分はインシアドに行きたい)や奨学金(自分は3万ドル受給)には1年間でLTをそれぞれ2.0単位以内、3.0単位以内しか取ってはいけない!と指定がある。
卒業に必要な単位数は19単位で、全科目、基本的にLTがつくと考慮すると、2年間で1人平均1.9単位はLTを取ることになる。
それだけでもドキドキするのだが、このマネジメントの授業は、クラス参加が20%評価対象になっている。つまり授業で発言しないとLTに近づいていく。
毎日何か喋ろうと思って出席して、何も発言出来ずに授業が終わった時の絶望感は半端ない。

Sunday, August 19, 2012

ラーニングチーム発表

海外の各MBAスクールでは、基本的にラーニングチームがアサインされる。各チーム5.6人で毎週の必修授業の予習、レポート提出、発表を行う。この仕組みを最初に導入したのはWhartonらしい。
メンバーは、アメリカ人3人、インド人1人、メキシコ人1人と自分。
メンバーのバックグラウンドはマッキンゼー、IBD、会計コンサル出身者、ブランドマネジメント会社、大手製薬メーカーと中古車屋(自分)。英語はメキシコ人を除きネイティブ。とはいえメキシコ人もほぼnative。
みんなトンガっているけど、共通してイイ奴。協調的で、頭の回転が早く、周りの意見を積極的に聞く姿勢を持っている。とくに英語の下手な自分の意見を一生懸命聞こうとしてくれるのが嬉しい。もっと貢献したい!という気持ちにさせてくれる。

チーム発表は、山奥で一日チームで遊ぶイベントの最初に発表された。

皆で模型作ったり、ゲームしたり、歌ったり、カヌー乗ったり。
気合入り過ぎてロケットスタートしたカヌーが転覆した時は、笑ってしまった。
コホート対抗のドッジボールの盛り上がりは凄まじく、感動して泣いている人もいた。

最後はお決まりのキャンプファイヤー!











これから緩く勉強して激しく遊ぶ2年間がいよいよスタートする。

Friday, August 10, 2012

日本人が英語が苦手な理由

一番の理由は、英語をマスターしなければならない!という状況下に置かれないからだと思う。


日本語の情報を求めれば、どんな情報でも手に入ること(が多い)。例えば、
・WEBでは、日本語で十分に情報収集することが可能。
・書籍は、多くの英語関連本が翻訳されたり、日本語の類似本が溢れている。
・スポーツ、芸術、映画など、どれでも日本語や字幕を使って読み込むことが可能。
・日本企業では、就職するために英語を話せる必要が無い。商社でも事業会社でも求める英語力が低すぎる。

そもそも自分の立ち上げたブログに関しても、このブログを立ち上げた際は、
・日本語版
・英語版
の2つのWEBサイトを立ち上げたが、どうしても英語ブログよりも日本語版のブログ作成にエネルギーを使ってしまう。
沢山の人が見てくれて、反応があるから。


英語にどっぷり漬かる癖をつける。

Thursday, August 9, 2012

ルームメイト紹介①

8月1日からルームシェア生活がスタートした。
外国人とルームシェアをするのは4年ぶり。前回は大阪・十三の古びたマンションでオーストラリア・カナダ人の同級生の女性と3人で暮らしていた。

@ルームシェアの目的
1)何となく楽しそう!
2)英語力向上
3)友達作り

限られた2年間のアメリカ生活で少しでも長く英語を話す時間を自発的に作りたい。
また、独身としての自由な生活を謳歌するにもルームシェアは最適だと考えた。
そして友達。まずルームメイトとすごく仲良くなれる。
お互いが友人を紹介し合い、芋づる式に友人が増えていくことを期待。
大阪でルームシェアしていた時は毎週、大勢のインターナショナルと一緒に遊んでいたし、週末は泥酔してフラフラになって帰宅していた。
そんな生活をもう一度アメリカで味わいたいと思って迷わずルームシェアすることを決意した。

@ルームメイトについて
・日系メキシコ人(日本語話せず)
・名前はキヨシ。僕より1歳年下。
・英語は殆どネイティブレベル
・6ヶ月のテキサス大学留学、30回以上のアメリカ旅行、テレビは殆どアメリカの番組を観ていたおかげで英語はペラペラと本人は言っている。
・前職は日本人なら誰でも知っているエンタメ企業にてファイナンシャルアナリスト。
・ラテン系によくいるパーティアニマルではない。(パーティ大好き学生ではない)。
・何でも柔軟に対応してくれ、頭の回転が非常に速い、誰にでも優しい好青年。

@どうやって見つけたか?
Facebook経由。
Facebook上のWhartonコミュニティで見つけた。
自分含め、約50人程度(Wharton同級生が800人の6.25%)がルームシェアを希望するエクセルシートに書き込んでいた。
でも、何人かのプロフィールを拝見してメールしたのだけど、なかなか上手くマッチングしない。当初メールのやり取りをしていた5人全てに途中で断られる。
やり取りが途切れる一番の理由は、「他にルームメイトが見つかったから」。
「女性だと思っていたけど、途中で男性だと分かり断られた」ことも。
自分は最初から男性を名乗っているのになんでやねん!と。
同時に何件もメールをしているので、混乱するのは仕方がない。
6人目で運よくKiyoshiがメールを送ってくれ、無事にルームシェアを実現させることが出来た。






ということで、写真公開。Kiyoshiに夜食用にラーメンを作ってあげた。家具が何も無いのでキッチンで立ち食い。

サマースクール(SIIBS)の講師にもらったフィードバック


サマースクール最終週のグループプロジェクト。
中国人のヘレンとイタリア人のエマと自分の3人で、航空機製造メーカーのケース分析結果を発表した。
最終日に担当講師のAmyとの個人面談で以下3点のFeedbackを受ける
1)練習を積めば必ず英語のプレゼンは進化していく
2)前半の発表内容はデリバリー・発音・自信度、どれをとっても非常に良かった
3)後半は話すスピードが非常に遅くなり、詰まることもあった。練習量が足りていない。
褒めてもらえるとは予想しておらず、ほくそ笑んだ。

でも、すかさず伝えたことは、
「留学期間の1ヶ月が過ぎて、残されたアメリカ滞在期間は20ヶ月。この1ヶ月で英語の伸びを体感出来ていないので、今後の伸びに関して非常に不安!だということ。
すると、Amyは、
1)英語力は必ず伸びるから大丈夫!
2)ケースの予習をキッチリ行うこと!
3)予習の際、教授の質問内容を予測すること!
4)予測した質問内容への返答を10分間、1人で喋ってみること!
と指摘する。

さらに指摘されたことは、以下。
インターナショナル生にとって辛いことは2点。
1)内容に馴染みが無いケースを扱うこと
2)英語力が低いこと

なので、もし予習が出来ていなければ、ケースの内容を把握する作業を授業中に行いながら、同時に話したい内容を想像する必要がある。これは非常に辛い作業になる。
一方できっちりと予習していれば、片方の英語で話すべきことだけに集中できる。

授業中の質問内容で間違いなく聞かれるのは、
・ケースの内容要約
・問題点
・行動プラン
・自分の経験&自分の意見に対する反論
など。
予測した内容を一度でも声に出してスピーチしていれば、絶対に当日に自分の言葉が出てきやすい。
頭でイメージ出来るかどうかと言葉で発言できるかどうかは全く別だから。
ネイティブでも、いきなり発言するとうまく内容を伝えられないことがある。
だから誰も聞いていなくても良いので、前日に内容を発する時間を10分確保することは非常に役に立つ。

Amyの説明は明快&説得力がある。

さらに、「英語力は伸びるから大丈夫」となぜ言い切れるのか聞いてみた。
すると、
インターナショナル生に対して、長年指導してきた経験から言い切れる!!
とのこと。これは説得力があったし、妙に嬉しくなる。
さらに、
飲み会やパーティが沢山あって、予習をする時間が無いのに、パーティに行かないで予習に集中した方が英語力が伸びると思うか?
と、聞いてみた。
すると、指摘されたことは以下。
「バランスが大事」
パーティも大事だけど、勉強も大事。
20時から開始のパーティだったら、21時から参加して空いた1時間を勉強に注ぐ!
など「常に工夫してなるべく両立するべきだ」
とのこと。

英語力は現状に妥協する事無く、今後も努力を続けていこうと改めて決意した。
アメリカの大学のプログラムは、こういった教授とのFace to Faceで話す機会が非常に多いと感じる。こういったシステムは日本の大学でも取り入れるべきだし、学生とコミュニケーションの取れる教授が教壇に立ち続けるべきだと思う。

Amyとの最終日のランチで撮った写真。

Wednesday, August 8, 2012

1万PV突破のご報告!

ブログを立ち上げて、1ヶ月と10日ほどが経過した。
本日確認したPVで、10,288件を突破した。
予想以上の反響が、さらにブログを書く気にさせてくれる。
色々なフィードバックを読者の方々から頂き、嬉しい限り。

今後は100万PVを目指して、コンテンツを充実させたいと思う。

PVの比較では、MBA関連とマラソン関連に2分すると、
9割:MBA関連
1割:マラソン関連
という割合。

マラソンファンはなかなかブログに訪れないけれど、めげずにマラソンの魅力を伝え続けたい。

Sunday, August 5, 2012

時間対効果が高い覚えておくべき英語表現


アメリカに来て1ヶ月ちょっとが経った今感じる、マスターしておくべき英語表現!

「飲み会でのスピーチ」

これは乾杯の挨拶、締めの挨拶、お礼の挨拶など色々。
自分は4回飲み会でスピーチする機会があったのだけれど、どれもショボイ。。。

日本人が日本で覚えた日本語的英語表現を使った挨拶。
エマニュエルやマーシャと比較すると全然違う。

彼らが何でこんなに挨拶が上手なんだろうか、と想像すると、きっと仕事の一環で練習しているんだろうし、披露する機会も多いんだろう。リスニング力が高いから、他のスピーチを聞いても参考にして学ぶ能力も非常に高いんだと思う。

8月12日から開始するプレTerm以降、もっと英語を使う機会が生じるので、スピーチだけはきっちりマスターしておく!

Wednesday, August 1, 2012

オークション(2)


続き・・・
ルールは簡単。それぞれが希望の金額を交互にbidし、bidがストップするまで続ける。
このやり取りで交渉について考えさせられる結果となる。

1500からbidがスタートして、
K: $1510
Y: $1550
K: $1560
Y: $1600
K: $1610
Y: $1660
....
K: $1670
....
Y: $1690

と順にbidした所で、Kiyoshiがまさかのストップ。
「OK, you take it」と言われてしまう。
彼は絶対に大きな部屋に住みたいものと思い込んでいたので拍子抜けしていたが、終わったことは仕方無いので受け入れる。
彼に「大きな部屋に住むなら、幾らなら出せるか」を後で聞いてみた。すると、$15001600とのこと。
彼は僕の表情・返答の速さ・bid金額を認識し、価格を1690まで釣り上げた。
自分は1700が上限だったので、その金額までは気にせずにbitし続けていた。確かに、最後に「$1690!」と宣言するまでは瞬時に返答していて、最後だけ迷って「$1690!」をbidした。
オークション戦略を全く考えずに挑んで惨敗してしまう。
交渉の学び:
・自分の手の内を全て見せてしまうと効用が減少する(可能性が高い)。
・相手(敵)を欺く表情・条件を提示し、自分の有利になるよう考慮する(必要がある)。
(可能性が高い)、(必要がある)などの文言を入れたくなる=自分は交渉が下手、だということだと思う。
交渉テクニックは磨く!
少なくとも、卒業時点で、給料交渉を行う際に、必要となる。

オークション(1)


自分が住むマンションの間取りは、2LDKで、2人で住めるタイプ。

それぞれ用に風呂・トイレが別に付いている。
多くのWharton生が友人を見つけてルームシェアをしており、家賃をシェアしている。
自分が住んでいる1500Locustというアパートの2LDKの間取りは、片方の部屋がもう一つの部屋の2倍の間取りで、大きい部屋は風呂・トイレ付き。小さい部屋は外(リビング)に付いている。

6月末に来てから常に気がかりだったのは、入居前に決めた部屋割と家賃負担。
スカイプで彼と話した際、自分から「小さい部屋で良い、家賃は等分で良い」と主張していた。

住み始めて感じたことは2点。
1) ルームシェアをしているWharton生は、部屋のサイズ(大小)・利便性(トイレ・バス有無)に応じて、家賃額に変化をさせている。
2) 自分が割り当てられた方が圧倒的に小さい。

なので、家賃の配分を変更出来ればと思い、ルームメイトが8月に移住するのを待っていた。
自分は小さい部屋で良かったが、3030ドルの家賃を、13001700に按分出来ればと思い、Kiyoshiに初対面の初めに相談すると、彼は快く変更を受け入れてくれた。
そこで、提案されたのは、
「オークション」
それぞれが大きな部屋を幾らまで出せるかを提案し、最終的に提案金額が高い方が、その家賃で大きな部屋に住むというルール。
そこで、僕たちは、出会って30分後にオークションをすることになった。