Sunday, July 1, 2012

MBA受験 6)奨学金獲得 フルブライト奨学金(書類選考)

MBAトップ校合格のために、自分の経験談を項目毎のTipsにまとめ、数回に分けて投稿する。
1)MBA受験合格のために心がけるべきこと
2)TOEFL

3)GMAT
4)エッセイ、推薦状
5)インタビュー
6)奨学金獲得
7)資金調達


-フルブライト奨学金合格のためにすべきこと

2:書類選考(エッセイ&推薦状)(7月締め切り)
フルブライト試験の山場!
質問内容はアカデミックなBack Groundの受験生も同じなので、やや書きにくい内容がある。
例えば、
・INDICATE ANY ACADEMIC HONORS OR PRIZES WHICH YOU HAVE RECEIVED, WITH TITLES AND DATES
・LIST ANY BOOKS, ARTICLES OR THESES PUBLISHED BY YOU, ESPECIALLY IN YOUR PROPOSED FIELD OF STUDY
・TEACHING EXPERIENCE: (Including any teaching positions you have held or currently hold.)
・・・
などは、博士号取得を狙う研究者向けの内容なので、自分は、全て「None」で終了である。
ここでは差はつかない。

逆に差がつく質問は以下4点のエッセイ。
①RESEARCH OBJECTIVES and BIBLIOGRAPHY
MBAエッセイにおける、「Why this school?」を普遍化して綴る。一般的なMBA受験と変わらない。
この内容はリアプリの受験生にとっては非常にラクである。トップスクールのエッセイで何度も繰り返し綴っており、書きパターンが分かっているからである。
「過去の経験、将来のビジョンの間に足りないことをMBAで埋める」というストーリーを論理的に当てはめることが必要。エッセイ作成を始めたばかりのこの時期に完成させるのはハードルが高い。

自分の場合だと、
・今までのキャリアで、経験しながら経営学を学んだ
・中古車産業というドメドメの業界を変革する必要があることを知った

将来は、
・中古車産業の国際化に貢献したい
・教育事業に本気で打ち込みたい

なぜMBAか?
・経営学を体系的に学べる
・インターナショナルな成功・失敗体験を積める
・本場のMBAで実務主体の経営学の教授法を体感したい
ということを綴った。

②PERSONAL STATEMENT
これまでのリーダーシップ経験を語る。これもリアプリにとって有利なのは、上記から明らか。
1点考慮すべきは、フルブライト的な内容に合わせて、リーダーシップ経験を書き換える必要があるか?である。僕の答えはノー。

自分がエッセイのリーダーシップ経験で綴るストーリーは2パターンある。
α:フランチャイズ企業の抜本的な業務改革
思いっきりビジネスに偏ったテーマで、国際貢献といったフルブライトが好きなテーマではない。
β:クロスボーダーのNPO法人の立ち上げ
NPO、クロスボーダーという案件がフルブライトに受けそうなテーマである。

カウンセラーの濱口先生には、βの方が良い!と指摘されたが、αを選んだ。
理由は、βのエッセイがまだまだ洗練されていなかったことと、CEOという自分のキャリアが差別化できると思ったから。

そして、面接では、α:フランチャイズ企業の組織改革の話でめちゃめちゃ盛り上がった。面接官が自分を高評価してくれているのが、反応で伝わった。
なので、結果的に、αを選んで正解だったし、フルブライト受けしそうなテーマを選ぶ必要は無い。

大事なのは、誇れるリーダーシップ経験である。
③なぜフルブライト奨学金を申請するのか
最重要!確実に審査官はチェックしているし、面接でも確実に聞かれるポイントである。
この質問は、以下2点に応える必要がある。
・Why America?
・How can you use fulbright network?
上記、2点に論理的に返答することが重要。

自分の場合だと、
・人種差別を受けた高校時代の彼女の話
・それをきっかけに人権ゼミの活動に没頭してきた話

将来は、
・フルブライトの理念と合致していて、アメリカでも「人種・文化交流の促進に努めたい」という話
・自動車産業に関して、2億4000万台の車両保有台数を報告するアメリカ(世界第一位)は7500万台の日本(世界第二位)と比べて、ビジネス上の成功事例が沢山あるという話。
・具体的なMBA出身者がCEOとして在籍するZip-carの事例
を綴った。

④3名の推薦状
通常のMBA受験では、HBS・Stanfordを除き2名で済むが、フルブライトでは3名の推薦状が必要。
それを7月に求めるのは非常に過酷である。
なので、推薦状に関しても、リアプリにとって有利なのは、明らか。
ただし、質問数は1つなので、ビジネススクールの推薦状と比較すると非常に軽い。



上記①~④のエッセイ作成にあたり、実際にフルブライト奨学生となった先輩にコンタクトを取ると効率が良い。
tipsなどは合格者ごとに体感している点があり、可能であれば、エッセイを添削して頂く、エッセイを拝見させて頂く、という事が出来れば尚良し。

断っておくが、自分は直接の知り合いにお願いされない限りは晒すことは出来ないと思う。

MBA受験 6)奨学金獲得 フルブライト奨学金(面接選考) に続く。

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