Sunday, November 18, 2012

フィラデルフィアマラソン(サブ3時間30分目標)

11月18日(日曜)開催のフィラデルフィアマラソン!
家から徒歩10分のミュージアムが大会会場で非常に参加しやすい大会!
Whartonの仲間も大勢出走予定で、目標は違えど、意気込み十分でそれぞれ大会に挑む。
以下は今回のフィラデルフィアマラソンのコース図(ガーミンより抜粋)。



















スタート・ゴール地点はミュージアム。
まずはIKEA方面に向かって走り、折り返してセンターシティを突き抜け、ユニバーシティ方面に向かう。その後、川沿いを走り抜けミュージアムに戻る。ハーフはここで終了。ここからさらにハーフ分の距離を川沿いに走っていく。

スタート~10K
・レース開始時の位置取りは完璧。
11427人が出場する大会で、ゼッケンは227番だったので、ゲストランナーのすぐ後ろを確保。ネットタイムとグロスタイムに7秒しか差が無い好位置で出走開始!
・最初の10キロ通過タイムが48分で、4分48秒/kmで走り抜けた。ところが、たった10kmなのに、既に非常に辛かった。まだ序盤なのに何度もペースを落とすことが頭によぎった。スピード練習が足りていないのが原因か、と思いながら走る。
・センターシティのど真ん中、Chestnut Streetを走り抜ける際の気分は最高だった。常に沿道に人が溢れてcheer upしてくれる。無意識にペースが上がっていくのを感じた。

10K~30K
・チョコレートのバー(少し大きめ、260kcal)を16キロ地点(10マイル地点)で食べたが、飲み込むのが大変で、呼吸がしづらくなる。失敗だった。ゼリーにしておけば良かった。
・開始から飛ばしがちだと思っていたペースに慣れだしたのが20k以降。ミュージアムに戻ってきたハーフ地点で、感極まって涙が出る。「このまま走れば達成出来る!」「脚に痛みが生じても粘ってやる!」と思うと、ゾクゾクして顔をくしゃくしゃして泣いてしまう。
・一方、ハーフ通過の手元の時計を見て、1時間43分だったので、後半に4分しかタイムを落とせないのか、と思うと恐くなる。
・中盤の20-30K地点を走行時に、応援がまばらになる。途中、反対車線に23マイル(37キロ地点)の表示を見つけ、「ここをラストスパート地点にしよう!」と意識する。
・27キロ付近の橋を渡る直前に、応援の数が一気に増えた。DJブースが配置され、大声で叫んで応援してくれる。ぞくぞくして、また泣いてしまった。不思議だけど、「フィラデルフィアに住んでいて良かった!」という気持ちになり、地元のコミュニティと協力して闘いに挑んでいる気分が嬉しかった。

30k~40K
・橋を渡ってさらに川沿いを走る際に、どんどん脚が重くなっていくのを感じていた。27-37kの10キロを粘って走れば、ラストスパート地点に到達すると意識して、27-37kmのペースを5分以内で走ることを心がける(実際は4分53秒)。
・30k以降も、地元の声援に勇気づけられた。沢山のボードで勇気を与えてくれ、私設のエイドのCheer upにも元気をもらう。一番辛い区間になるはずだったが、応援のおかげで乗り切れた。この区間は道幅が狭く、沿道との距離が近くなるため、多くのボランティアの方に「Awesome man, Yuma!」みたいな感じで名前を叫んでもらい、体中に電気が走った感覚を味わう!
・32kで折り返し、32-37kは脚がさらに重くなる。ペースをあげているつもりなのだが、タイムは早まらない。ギリギリ現状維持しているだけ。逆に何も意識しないと平気でペースが落ちてしまう。500m単位で自分のペースが5分/kmを保っているかガーミンで確認しながら走行した。
・この辺りで周りのランナーのペースが落ち始めるのを感じた。スタート地点が前だったので、ずっと抜かれるレース展開だが、30kmを超えてから、抜かれるより抜く比率が高くなる。
・37k手前(=前半27K手前)で再び、沿道の応援が多くなり、体がゾクゾクした。このままラストスパートしようと思うが、脚が本当に重く、現状のペース維持が精一杯だった。手元の時計でペースは落ちていないが、今にも脚が動かなくなるんじゃないかという不安に駆られる。
・37キロ地点(23マイル地点)を通過した際、感動して本日3回目の涙。逆算して目標達成が確実になったことを確信したから。サブ3時間30分は達成出来るという自信で、やり切れたことが嬉し過ぎて、涙を拭いながら走っていた。なぜか、甲子園決勝、最終回にピッチャーマウンドに登る黒潮商業のエースの気分だった。

40k~Goal
・41キロ地点を通過してゴールまでの1キロで、大量の声援を受ける。Chestnutで応援していた方が移動してきたのかなと思うほど大勢に声をかけてもらう。
・ラップは早くなっていないが、自分ではペースを早めているつもりで走っている。なので、呼吸も苦しくなっていて、顔を歪めながら必死で走っていると、僕の表情を気にして、沢山の方から応援してもらう。
・最後の1kmを駆け抜ける際には、10人以上の方から名前を叫んでもらう。感動して、また泣いてしまう。終盤にかけて、どんどん盛り上がっていく応援は例えようがなく、とにかく最高の初体験!必死でペースupした。
・「Run for Japan」のTシャツを着ていたので、大勢の方から、「ガンバレー!」と日本語でも声を掛けてもらい、最終1キロでは、風ゆるのメンバーの顔が浮かんだ。大阪で送り出してもらったメンバーの姿を想像しながら、応援してもらっていることに感謝して必死にスパートする!
・最後の200mはスピードを上げて(いるつもりで)、そのまま走り抜けた!
結果は、




















ガーミンによると、約200m長く走ったことになる。









































自己ベスト更新、目標タイム達成の「3時間26分27秒」でゴール!!
ハーフ通過タイムは1時間43分00秒、後半ハーフのタイムは1時間43分27秒。後半でも27秒しかタイムを落とすことはなかった。
1kmの平均ペースは4分52秒(1マイルの平均ペースは7分52秒)。















ゴール後に写真撮影。レース中4回も泣いていたせいで目が腫れている。

※今回のマラソン大会参加の意義
・2012年11月18日は、自分にとって非常に意義深い瞬間だった
・20代最後に自分が設定した目標を達成し、モチベーションを最高潮に高めた状態で30代を迎えたいと思っていた。
・30歳を憂鬱な気分で迎えるのではなく、ワクワクして迎えたいと思っていた。
・結果的に、大満足!マラソン大会で設定した目標を実現したのは今回が初めて。フルマラソンのゴール地点で、最高の30代スタート地点に立てた、と満足感に浸っていた。


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Saturday, November 17, 2012

フィラデルフィアマラソン前日に思うこと


6月末に渡米して約4ヶ月半。
マラソンのトレーニングに継続して真剣に打ち込んだのは、初めて。
全ては渡米直前に気持ち良く送り出してくれた「風ゆる」というサークルのおかげ。
チームや仲間が存在するスポーツに取り組むことに喜びを感じるようになり、「走りたい!」というモチベーションが高まり、未だにテンションを持続して現在にいたる。

渡米後のトレーニング量は、7月160km, 8月201km, 9月243km, 10月200km, 11月155km(17日時点)。
今年のトレーニング量が、1月120km, 2月100km, 3月45km, 4月115km, 5月50km, 6月50kmということを考慮すると、渡米後のモチベーション向上度合いが理解出来る。

具体的なトレーニング
7月、8月は1回辺りのトレーニングを10km~15kmに制限し、スロージョグだけを行ってきた。1kmを6分30秒程度で走るペース。2日連続で走らないよう心がけた。

7月、週3日程度、各10km or 15km
8月、週3日、各15km 、どれだけ忙しくても2日に1度15kmを走ることを強く意識した。

9月はRock Rollマラソン(16日開催)への参加を意識して、ペース走を含めてトレーニング。UpennのRoadRunning Clubの練習会に参加し始める。練習は主にスピード練習でインターバルトレーニングを始めて経験する。

9月、週4日、各15km
スピードトレーニングを2週連続で参加して、左脚のふくらはぎを痛める。フィラデルフィアマラソン当日まで、今後ふくらはぎの痛みとの戦いになる。

10月はStaten Islandマラソン(7日)に参加予定だったが、脚の痛みのためトレーニング量が減少。ふくらはぎの状況を悪化させないため、LSDトレーニングに切り替える。基本的な練習は、1km辺り7分で週4-5回。15~20km走を繰り返す。
調整はNYCマラソンを意識してきたが、急きょ中止になった。そのため、残りの2週間も全てをLSDトレーニングに割いて準備することにした。
ふくらはぎの痛みは、練習開始の最初の1kmと練習後に強く感じていたが、練習中には痛みを感じなかったので、気にせず続けていた。

順調に調整を行ってきた今回の目標は、3時間30分を切ること。
2009年11月、福知山での初マラソンは37キロ地点でリタイア、2010年11月、淀川市民マラソンで初めて完走したものの、40km地点で歩いてしまいタイムは4時間36分。
2011年12月、サブ4を目指して歩かずに完走した奈良マラソンは4時間02分。
これまで6回チャレンジしたマラソン大会で3回リタイア、3回完走したにも関わらず、あまり感動せず達成感を感じられなかった。

最初は理由が分からなかったけど、今理解出来るのは、相応の練習量を確保せず、中途半端な意気込みで参加していたから。
自分の設定した練習計画に妥協し、寒さに負けてトレーニングをサボってきたので、大会で走った後には感動が少なかったと感じる。
沿道でランナーを応援してくださる地元の方や、共に練習してきた仲間には感謝の気持ちや元気をもらえるのだが、「人生観を変革する壮大な達成感」みたいな感覚は一切得られなかった。

でも、今回のフィラデルフィアは違う。
5ヶ月間、逃げずに練習に取り組み、今出せる限界の目標タイムを設定して大会に挑む。
真剣にトレーニングしてきたとはいえ、普通は達成できないタイムだろうが、
「目標達成への強い気持ちと街中が一つになると言われる熱い応援」
で乗り切りたい。
そして30歳になる節目となるタイミングに開催される今大会!
20代の最後を締めくくるために相応しい最高の結果を出したいと思っており、生きる力を高めたい!


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Tuesday, November 6, 2012

Wharton Roadrunners Clubの練習会

Franklin Fieldという立派な陸上競技場で毎週火曜に練習会が開催されている。
WhartonのMBA生だけでなく、大学生、ロースクール生なども一緒に参加する。
サークルなのにランナーは非常にベテラン揃いで、練習は非常にハード。

一番早いランナーは、フルマラソンのベストが2h25mで、他にもサブスリーランナーが沢山いる。
僕が参加するときは、一番遅く走るグループに所属するが、それでも率いてくれる女性は、ベストが3時間29分で、今年のNYCで3時間15分を狙っている瞬足ランナー。
この女性はハーバード大学出身で、精力的に各プロジェクトのリーダーを努めたり、ファイナンスの授業でTAを勤めている。ちなみにWhartonで出会った彼氏と婚約済。彼氏のベストは2時間43分で、人柄も良く勝てる所がない。
一緒に練習参加するクラスメイトも、クラスターの代表を務めるリーダーの女性で、ベストはサブ3時間15分を切っている強者。

マラソンを通じて出会うメンバーは積極的に努力する人が多く、話しているだけでモチベーションが高まるのを感じる。

毎週練習メニューは異なるけれど、基本的にはスピード練習。
今日の自分が行った練習メニューは以下。
・8キロジョギング(キロ6分30秒ペース)
・400m×4本(キロ3分45秒ペース)
・6.4キロペース走(キロ4分20秒)
・400m×4本(キロ3分40秒ペース)
・400m流し

最後の400mダッシュは、呼吸困難に陥るんじゃないかと思える苦しさ。
毎週トレーニングしたら力が着くとは思うが、故障の心配があり、やり切れずにいる。
練習中には痛みを感じないものの、終了後にはふくらはぎに激しい痛みがある。
きっちりと脚の疲労を抜いてフィラデルフィアマラソンに控える必要がある。


Sunday, November 4, 2012

中止になったNYシティマラソン当日のセントラルパーク



せっかくなので、EPICの練習会を実施しようということで、8時30分頃に、NYCマラソンのTシャツを着て向かうことにした。
驚いたのは、大会当日かと思える大量のランナー。それぞれ大会当日用に用意したコスチュームを着てお互いに声を掛け合ってジョギングしている。

まだ人が増える前の以下の写真でも、盛況感がある!













実際に沿道で応援しているボランティアの方や、エイドを創ってバナナや飲み物を配っている方も多数。開催していれば、街全体がNYCマラソンに参加してるんだろうなぁという雰囲気を想像した。
気持ち良くなって合計2周半、計27キロをジョギングする。中止になったとはいえ、2週間後にはフィラデルフィアでのフルマラソンを控えており、入念に準備する貴重な調整日。

終始激しい声援を浴び続け、本物のマラソン大会を味わっているような充実感を味わい、大満足。一方で感じたのは、もしNYCマラソンが実際に開催されていたら、どれほど豪華な大会だったんだろう、と想像した。
来年は必ず走りたい!
Epicのメンバーみんなで、まだ撤去されていないゴール地点(セントラルパーク)で撮影。

Friday, November 2, 2012

NYマラソンが急きょ中止


11月4日に予定されていたNYCマラソンはサンディの影響で開催が危ぶまれていた。

ハリケーンが過ぎ去った30日(火曜)には、NY市長が、大会は必ず開催する!と宣言していたため、世界中のランナー達は予定をキャンセルすることなく、予定通り会場に向かっていた。日本で同じ状況だったら絶対に中止になるだろうな、と思ったが、「世界一ポジティブな都市」という友人の言葉通り、開催が確定していた(はずだった)。

なので11月2日(金曜)に現地入りして、展示会場でのゼッケン受け取りを済ませていた。
展示会場には1万人以上のランナーが集結し、今まで参加したどんなマラソン展示会場よりも盛況感があった。

セントラルパークを一緒に走るEPICの方とパシャリ!












開催2日前なので、無事にXSサイズのシャツをゲット。
その日の夕方17時頃に、友人3人から連続して「NYCマラソンが中止になった」と連絡を受ける。1通目を受け取った際、大会HPをチェックしたが、「大会は開催する!」という旨の記事が5時間前にアップロードされており、イタズラだと思った。本当は、発表の結果をHPに反映させるのが間に合わなかったらしい。
残念だけど、被災者支援が最優先だから仕方がない。代わりに当日、セントラルパークでロングランすれば良いと気持ちを改める。

Thursday, November 1, 2012

ハリケーン Sandyが襲来


1029日に史上最大規模のハリケーンが東海岸の大都市に襲来するというニュースが連日報道されていた。

ペンシルバニアやニューヨーク、ワシントンDCでは報道を受けて、地下鉄やバスなどの公共機関が28日(日曜)、29日(月曜)にストップして、全授業が休講になった。夏に受けた教授は、5年間で1度大雪で休講になったことがある、と話していたので、非常に警戒すべき非常事態だと言える。

フィラデルフィアの被害は殆どなく、弱めの台風という印象だったが、NYの被害は激しかった。
マンハッタンの40st以下は停電し、地下に浸水した水のせいで地下鉄がストップ。Sandyが過ぎ去った29日以降、復旧に1週間も要してしまう大惨事となった。

NYCマラソンのために11月2日にマンハッタン入りしたが、ちょうど1日まではフィラデルフィアからNYに向かうアムトラックは動いていなかったので、ギリギリのところでインフラ整備が間に合った。

NYの街を歩いていても、未だに信号が停電していたり、一部の地下鉄が全く機能していない、セントラルパークの木が倒れている、など被害の一部を垣間見た。

今回のハリケーン上陸によって、29日(月曜)に予定されていたあファイナンスの試験が延期され、MBA学生たちは喜んでいた。facebookで試験延期に関して喜びコメントが沢山挙がるなか、一部、「サンディのおかげでパーティ出来る」という不謹慎なコメントが多く出ていて、違和感を覚えた。

同じく違和感を覚え状況を見かねた中国人の友人が、注意喚起のためにポストした内容がある。
「Building on the previous thread, you guys should really be careful on what you say or share on facebook , because what you say actually refines what the Wharton brand is. MBA is a serious business and no one wants to attend a pure party school. Thank you.」

この内容を見て、その通りだなと感じた。
日本で震災や台風が直撃した際、大学や仕事が休みになって、ホームパーティ出来ることを喜ぶツイートを見たことが無かった。被災されている方々の気持ちになるべきだと思っていた。
しかし、数人の返信ツイートには、以下のようなものがあり驚愕した。
「you need to know how to differentiate jokes from serious posts. Of course that people are not happy with the hurricane and all of us are conscious of how terrible is the situation.」
「People are trying to make a tough situation easier to deal with. Nobody is hurting our school brand.」

その後、被害は予想以上に拡大し、NYのインフラは壊滅してしまう事態に発展したのだが、このコメントが訂正されることはなかった。
日本人としてのバランス感覚が正しいとは限らないけれど、彼のように自分が信じる思いを流布させることが留学期間に必要だと改めて痛感した。

Wednesday, October 31, 2012

英語の習得

20126月末に渡米してから4ヶ月、振り返ると一瞬。
当初決めた「飲み会>授業」という精神を貫く2年間を全く体現出来ておらず猛省中。

飲み会と授業のどちらに優先順位を置いて2年間過ごすのか?
MBA生の多くは、出来る活動が多すぎるので、有限な時間で効率的に活動を行うために、やりたいことを制限する必要がある。

自分が2年間で力を入れたいことは以下2点だったはず。
1)英語力を高める
2)友達を創る

1)英語力を高める
英語力を高めるためには、授業に出るより、飲み会参加の方が圧倒的に実力がつくと思う。
というのも、発言する回数は、1日の授業内でトータル5分~10分程度。
1回の授業で30秒しかないかもしれない。
一方、飲み会でサシでネイティブと2時間飲んだ場合は、半分の1時間くらいは喋っていることもある。圧倒的に話す時間の長さが違う。
Amyにサマースクール最終日に指摘されたように、毎回の授業で、「教授が質問することを想定して、その回答を10分間1人で話してみる」ということをやり続ければ、新しい表現をどんどん前向きに覚えていける。
なので、優先順位のバランスが重要で、飲み会に重点を置くとはいえ、授業の予習を一応こなすことは必要。
飲み会でも、「事前に話したいことをイメージしたり、使いたい表現を想像しながらパーティに挑む」という意識を持つことが重要だと思える。

2)友達を創る
授業で話す友達よりも課外活動で創る友達の方がよほど深い仲になれる、と自分は経験上感じる。なので、特に興味のある分野(マラソン、ゴルフ、テニス、プロフェッショナルクラブ、料理...に関してはサークル活動で色んなヒトとの出逢いを大切にしたい。
一方で、渡米前にライフネット生命の代表取締役でハーバード大学を卒業された岩瀬さんに言われて印象に残っていることがある。
彼曰く、「留学中の2年間で本当に仲の良い友人が5人出来れば良い!と思って過ごしていた。
だから飲み会にもパーティにも殆ど参加しなかった」とのこと。
「クラスメイトの結婚式に出席するために世界中を飛び回っている日本人同期もいるが、自分には深い友人がいて彼らとLAでたまに会ったり旅行に行ったりする。それでも十分に楽しい」とのこと。
友達と知り合いの価値は違うし、人と会うことが目的化してはいけない。
自分は、岩瀬さんが言うように、卒業後も一緒に飲んだり語ったりして刺激を受ける仲間がいたり、バカな遊びを出来る友達が出来れば良い。
こういう友達は授業でいくら一生懸命時間を共有していても、なかなか仲良くなるのはしんどいと思っている。
「飲み会>授業」のバランスは難しいけれど、見失った目標をもう一度、意識しておく。

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Monday, October 29, 2012

キヨシ(My room mate)


MBA留学で開始したルームシェア生活。4ヶ月経った今、ルームシェアに対して思うのは
100%満足している」ということ。

今後、独身で留学する方には絶対に絶対にオススメする。
良い理由は大きく以下5点。

1) 親友になる
入学して苦労しているのは深い友達を作ること。
学校で挨拶する友達や飲み会でよく話す友達、授業前後に話すメンバーは固定化されてきているけど、彼らとの距離が卒業後も関係を続けられるような深くて近い関係になっていると自信を持って言えない。
でも、Kioとは卒業後もずっと友人関係が続いていくんだろうなぁと思えるほど、信頼しているしコミュニケーションの量が多い。
ルームメイトでnegativeな要素があっても、それ以上に友人が1人出来るのは貴重。

2) 視野を広げることが出来る
一緒にいて、ひょんなことから発見する価値観の違いや意見の食い違いが面白い。
例えば、彼がメキシコに絶対に戻りたくない理由や、アジアとは全く異なるアメリカ人的な恋愛に対する考え方は聞いていて発見がある。プライベートなことなので具体的には書かないけれど。
日常でも、一緒にリビングで見ているアメフトのルールを丁寧に教えてもらったり、自分が聞き取れていないスピーチの話を解説してもらったり非常に心強い。

3) 英語を話す機会が圧倒的に増える
MBA留学をして気づくのが、英語を話す機会が意外と少ないということ。
たとえ授業があったとしても、90分の授業が1日に3回あったとして、それぞれで130秒づつ発言しても、わずか130秒程度。
授業外で友達と話したりプロジェクトの打ち合わせをすると一気にスピーキング量が増えるけれど、毎回機会があるとは限らない。
でも、ルームメイトとは、毎日顔を合わすし、夜にリビングで話す時間は最低でも5分以上、長ければ1時間以上話し続けている。テーマも幅広く、授業、進路、飲み会、趣味、近況、なんでも話す機会がある。

4) 共通の友達が増える
飲み会に誘い合ったり、共通のイベントに一緒に向かいあい、お互いが知り合いを紹介し合う機会があるので、どんどん効率的に知り合いが増えていく。
今となっては既に知り合いが増えたので何ともないけれど、最初の1ヶ月は、飲み会やパーティでKioを見つけると凄く安心した。
同じことはSIIBSプログラムの同級生にも当てはまる。

5) 試験や課題を助け合える
1年生はwaive(免除)しない限り、共通の必須科目を受講する。その際、講師や授業時間帯が違っても、一斉に課題を提出するタイミングが訪れる。お互いに助け合いながら解くこともあるし、それぞれが持ち寄った解答を見せ合いながら正解に辿り着くために議論することもある。
同じ部屋のリビングで勉強する際、非常に効率的に勉強することが出来る。

Saturday, October 13, 2012

Whartonで役職に就く。

Whartonには多数のクラブがあり、文化系の活動の1つにJapan Clubがある。

そのJapan Clubの役職で、「アウトリーチ」という職に就かせていただくことになった。
主に、日本人の受験生の方々がCampus Visitに来られる祭に対応することが活動内容になる。加えて、日本人Wharton生が増加することを目標に動いていきたい。

今日、お会いしたWharton卒業生の元アウトリーチ担当が指摘してくださった、「日本人Wharton生増加のために出来ること」として、

1:出願者数を増やす活動
2:出願者が合格しやすくなるための活動
3:合格した方がWhartonを選んでくれるための活動

と3点の活動に分類出来る。

1:出願者数を増やす活動
日本でのWharton公式説明会、アゴス夏祭りのイベントでWhartonの魅力が伝わるよう、より盛り上げるために動く。
沢山の受験生が参加してくれる告知活動を執り行う。

2:出願する受験生が合格しやすくなるための活動
TOEFL、GMAT受験方法はどの学校にも共通することで伝えられるノウハウは共有していきたい。それ以上に強調したいのは、「受験生がエッセイ作成・インタビュー対策を効率的に準備出来る情報提供」。
自分自身、受験時代には、各在校生サイトの日本語サイトを参考にエッセイを仕上げ、非常に助かった経験があるのでキッチリと行っていきたい。

3:合格した方がWhartonを選んでくれるための活動
合格後にWhartonと他校を迷う受験生は毎年複数いる。
Whartonは魅力的だということをしっかりとフォローして伝えていく。十分な情報を提供出来ずに、合格者が他校を選ぶのは残念。
これまでは個人的なWhartonファンだったが、今後は要職に就いた責任者といてWhartonの魅力を伝える布教活動を行っていきたい



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Thursday, October 11, 2012

日本の良さ

アメリカに来てから体感した日本の魅力。

「四季」

フィラデルフィアには秋が無い。あったかもしれないけど、29年間、春夏秋冬に馴染んでいる自分にとって、夏が過ぎて一瞬にして冬になった感覚。大事なものを無くしたような寂しさ・抵抗を感じた。
これまで秋にしか出来ないことに意識的に打ち込んできたわけではないけれど、紅葉や秋の味覚を感じないまま、冬を迎えるのは本当に寂しい。ファッションやインテリアで秋を意識している人も同様の思いをしている。

京都の田舎で梅林園に囲まれて育ったので、秋の風景は容易に思い出す。
渡米してアメリカの良さを発見する以上に日本の良さを思い出す機会が多いのだが、四季に関しては、どうしても記録したかった。
10月上旬に冬入りしたアメリカで、「日本人で良かった」と改めて感じる。


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Monday, October 8, 2012

クラスが始まって1ヶ月半

アメリカに来て3ヶ月半、MBA開始から約2ヶ月が経過して、気づいたことを2点。

1)楽しい
フルタイムのMBA生1学年840人が12のコホート(クラス)に分かれ、70人程度で必修の授業を受けている。クラスメイトはバックグラウンドも国籍も様々で、日本人は自分1人だけ。
テーマによっては全くクラスメイトの発言が理解出来ないけれど、予想以上に皆supportiveで協力してくれるので、感謝の気持ちでいっぱいになる。
例えば、マーケティングの授業中、突然自分がコールドコールされ、しどろもどろになって説明した時のこと。「恥をかいてしまったなぁ」と思っていても、教授は発言をフォローして受け入れてくれるし、クラスメイトは授業後に、自分の発言が良かった!と声をかけてくれる。そういう気遣いが嬉しく、「次こそ頑張ろう!」と思える。

2) 忙しい
週を重ねる毎に忙しくなっていく。
どの授業も基本的に毎週or隔週でレポート提出や小テストがある。これらを仕上げるのに非常に時間を取られる。
ファイナンスや統計に関しては、授業についていけておらず、周りの優秀なメンバーに助けてもらい、締切ギリギリに仲間の助けで何とか仕上げている。
マーケティングに関しては、クラスメイトとの打ち合わせの議論の理解が追いつかず、大苦戦している。ラーニングチームメンバー6人で議論していて、一人議論に追いついていない時間が非常に辛い。
さらに毎日、ランチ・夕方に様々なクラブの説明会やフリーディナーが開催されている。
そして著名人の講演も毎週何本もある。
全部出れないし重なるので、部分的に選びながら、途中で切り上げてレポートを仕上げる日々。

睡眠時間が全然足りない。



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Sunday, October 7, 2012

Staten Island ハーフマラソン

NYでのハーフマラソンに参戦するためにフィラデルフィアからアムトラックで移動、2日前に現地入りした。
翌月のフルマラソン(NYCマラソン、フィラデルフィアマラソン)の最終調整のためにdeallineギリギリで参加を決意!

事前受付
アメリカのマラソン大会は、だいたい2日前・1日前に受付を済ませるために展示会場に行く必要があり、ゼッケンや参加賞Tシャツを前日までに受け取る。
残念なのは、2日前に全てSサイズ・Mサイズが出回ってしまい、土曜にはLサイズしか在庫がなく、当日にはXLサイズしか無かったこと。
アメリカのLサイズのTシャツを貰っても、自分にはXLサイズ級で利用出来ない。
さらに残念なのは、毎年、全ての大会で小さいサイズのTシャツが足りなくなるとのこと。物流担当者はもう少し機転を利かせて欲しいし残念である。

当日:レース前
アメリカに来て2本目のマラソン大会で気づいたのは、開始時間が非常に早いこと。
今回の大会は、レース開始が朝8時30分。
なので朝10時過ぎにはレースが終了して昼には帰宅している。
Staten Islandはマンハッタンの南端から出るフェリーに乗って向かう必要があり、当日の朝は5時起き。

地下鉄でフェリー乗り場に向かう際に隣に座ったNY在住の女性と話しながら会場に向かう。彼女はNYCマラソンを90年代から10回以上参加し続け、今年も参加するとのこと。2人で記念に撮影!












ドバイで行われたマラソンの参加時に購入したリュックを背負っていたベテランランナー。
朝方のフェリーはランナーで溢れていたが、滞りなく乗車出来た。

レース展開
・9月末に2週連続で参加したUniversity of Pennsylvaniaのマラソン練習会が激しいスピード練習で、ふくらはぎへの痛みが生じたため、直前1週間は全くトレーニング出来ていなかった。
前日にNYの日本料理屋で、ビール・日本酒を浴びるように飲んでしまい、泥酔状態でフラフラ。
・とはいえ、7月160km, 8月201km、9月243kmという走行距離は人生最大だったし、先月のベストを更新出来る自信が無駄にあった。2012年9月16日のRock Rollマラソンでのペース配分失敗の経験を活かしペースを1km4分30秒で走ることに決めていた。
・スタート直前に、Upennのマラソンサークルの代表・副代表のカップルを発見して写真撮影。












手元の時計で、
1時間37分58秒
目標の1時間35分切りは出来なかったものの、先月の1時間41分から4分の記録更新を達成した。
ガーミン1km毎のラップ結果は以下の通り。






















上記の通り、平均ラップは4分35秒と目標よりも5秒遅い結果。
・最初の1kmを4分26秒で走った際の疲労感は激しく、敢えてAverageを4分40秒程度に下方修正した。
・15km地点での登り坂は体力を奪われ、ペースが20秒落ちてしまう。
・10マイル地点(16km地点)での疲労感は先月のハーフマラソンとは比べ物にならない位、凄まじかったけれど、残5kmのスパートをかける。ラップでは1kmあたり5秒程度しか早まってないが、16km地点で5秒早めるのは非常に苦しかった。
・最後の200mはダッシュで走り終え、ゴールした際はもう走れないという疲労感で、力を出し尽くした充実感で満足した。
・一方、目標タイムに対して3分遅れた(1kmあたり10秒程度遅れた)状況を改善するには、さらなるスピード練習が必要だと痛感した。
コースに関して
・急な曲がりが何度もあり、軽い登りが5箇所程度、300m程度の長い登りが1箇所あり、苦しいコース。
・応援はゴール・スタート地点は沢山頂いたが、その他は殆どなく、寂しい大会だと感じた。皆さんボランティアで声援をくださるので贅沢は言えないが、沢山の励ましが力になるのは事実なので。ランネットの応援評価があるとすれば、3.5点程度で、日本だと、1月に開催される高槻ハーフに近い。
・自分がゴールした10分後に雨が降り始め、2時間以上かかるランナーにとっては非常に厳しいレースになった。

今後に関して
・走っている最中に、ふくらはぎへの痛みは感じなかったが、終了後は、少し痛みがあった。1週間の練習を休んでも続く痛みは深刻。少しオーバーワーク気味だと思うので、練習量を控える1ヶ月にする。
・これでフルマラソンのための事前大会参加は終了。あとは、11月4日NYCマラソン、11月18日フィラデルフィアマラソンを迎えるのみである。

写真はNY牛角での打ち上げの1枚。毎月セントラルパークで走っている日本人サークル、EPICの皆さんと!